2018.05.18
〜 Buddy 〜
【2014.02.28 FB】 より
〜 Buddy 〜
ミュージシャンにとって、その人それぞれの大切な愛用楽器があるものです。
Vocalistにとっては、自分の身体自体が大切な奏でる器。その唄音を今まで、ずっと助けてきてくれた私のパートナーがいます。
23年前、私の手元にやってきた、マイクロホン。
良い時も、苦しい時も、すぐ側で私の唄音を支えてきてくれました。幾度かメンテナンスも受けながら…。
近年のコンピュータや機材は日進月歩。性能も断然に良くなった上にコンパクトというから驚きます。
しかし、小さくて性能が良くなったからと言って、必ずしも、、、というものではないんじゃないのか?
長い付き合いと信頼があるんだよ、、、。receiverが大きくてクラシックとかアンティークと言われても、私、滋野 誠の唄音を支えてください。
今までも、そして、これかも。
さぁ、明日も唄おうか…!
滋野 誠
2014.2.28 FB
薄々は分かっていたのです…。
この間の 香川 高松 Studio Nashville のLIVE中、突然 Mic の唄音が出なくなり、曲中でグリップを少し開けました。
戻ったのか!。そのままLIVEを続けました。
そしてLast 2曲目に、またしても出なくなり、私はMic を床に置き、Guitar 仁岸 新 氏の Chorus Mic で唄いました。
今まで、一度もこんな事は無かったのにな…。
なんとか曲が終わり、MC で「27年間、こんな事は無かったんですけどね。」と 言うと戻ってきた。
Lastの曲、いけるのか?
行けるところまで行こうじゃないか。
いつも言ってるように。
そのまま、Last Number を唄いきりました。音切れなく頑張ってくれました。
楽屋に戻ってから、いろんな思いが込み上げてきました。
2014年の投稿から3年か。
まだまだ行けると思ってました。Debut 前からの付き合いなんですよね。
いや本当はまだいける。
でももう、ここまでにしようか…。
初めて手元に来た時から、今までほとんどの LIVE の滋野 誠の唄音を支えてくれました。
いろんな事を思い出します。
長い間、どうもありがとう!
Perl White の Mic は君だけにします。
ゆっくり休んでください。
今後は 【 滋野 誠 MUSEUM 】に永久に展示される予定です。
Ex-Pro PA-10 PRO-10
何か新しいものを手に入れる時、今まで大切にしてきたものを手放さなければならない。
生きているといろんな事があるんだ。
前を向いて歩いて行こうじゃないか。